座間市教育研究所・ICT道場~第1回~ 2018.09.07 教育現場レポート
2018年6月に神奈川県座間市教育研究所で行われた、schoolTaktの活用研修のレポートです。
座間市教育研究所では、現場の先生たちがICT環境をよりよく使いこなすために、『ICT道場』と題した研修を行っています。
今回は、座間市立の小中学校で導入されているschoolTaktの研修を、弊社スタッフが実施致しました。
座間市立小中学校の先生たちは、とても熱心に研修に対して取り組んで下さいました。
先生たちからは、ICTについて理解を深め、学校で指導している児童生徒に、より良い学びを届けたいという思いが伝わってきます。
2時間の研修会は、明るく和やかな雰囲気の中、進んでいきました。
全2回のうち、第1回では、schoolTaktの機能説明と、授業で使う課題づくりを行いました。
はじめに、schoolTaktの各機能を使った模擬授業を体験し、授業で活用するイメージを持って頂きました。
その際、特に大切なポイントとして、先生が教材を作り込み過ぎないということをお伝えしました。
先生が教材を作り込もうとすると、人によっては操作に慣れておらず、作成に時間がかかりすぎてしまいます。
そこで、schoolTaktの以下の特長を踏まえた、シンプルな授業づくりを提案しました。
1:リアルタイム性
2:先生間・生徒間でのリアクションができる ※コメント・いいね機能
3:学習ログの蓄積 ※ポートフォリオ ※発言マップ
例えば、先生は枠の中に、児童生徒への問いかけ(例:実験結果を予想して、四択から選ぶ)を用意します。
問いに対して生徒が考えたことの集約を、投票機能を用いて行います。
実験結果の予想であれば、予想と結果が異なった場合、どこに原因があったのか、クラス内で話し合えます。
また、予想と結果が合っていた場合は、どうしてそう考えたのかまとめて発表する活動につなげられます。
シンプルな授業準備で、クラスの活気が引き出せるのが、schoolTaktのよいところです。
こうした機能や授業づくりの紹介を経て、先生たちは実際の端末を使って、課題を作ります。
作る中で、schoolTaktにあるテキスト入力や図形ツール、画像やpdfの取り込みといった、基本操作の紹介を行いました。
また、参考として、約5000種類ある課題テンプレートを閲覧し、作る課題のイメージを持って頂きました。
操作に戸惑っていた先生たちは、はじめて10分足らずで操作に慣れていきました。
こうして、わずか20分の間に作り上げた課題は、先生たちが指導している児童生徒の様子が思い浮かぶ、質の高いものでした。
写真左:課題を作る先生の様子 / 写真右:先生が実際に作った課題の一部。調べ方に関する問いが含まれている
研修時間の2時間はあっという間に終わり、参加された先生たちからは、schoolTaktについてよくわかったというお声を頂けました。
担当の弊社スタッフも、先生たちの協力と、ICTを指導に活かしたいという熱意に助けられ、全体をスムーズに進めることができました。
課題の作り方を知った上で行う第2回は、作成した課題を使っての模擬授業となります。
第2回の様子については、次回のブログでご紹介致します。