古河市立三和東中学校インタビュー 2016.07.01 教育現場レポート
こんにちは、手島です。
今回は、三和東中の先生のインタビュー記事です。
研究協議会後に、SchoolTakt導入のきっかけや活用方法、生徒さんたちの様子などについてインタビューしてきました。
(左:荒井幸枝先生、右:石塚浩司教頭先生)
ー SchoolTaktをどこで知りましたか?
石塚教頭先生
古河市教育委員会からの紹介です。古河市の小学校に入っていることは前から知っていましたが、実物を見たのは研修会が初めてです。
ー 研修会時にたくさんのタブレットがあって驚きました。学校にあるタブレット/PCの種類と数を教えて下さい。
石塚教頭先生
もともと学校に支給されていたWindows7が40台と教育委員会経由で研究のため支給されたChromeブックが65台とWindows10が35台あります。
ー 研修会時も全ての機器で問題なく動いていましたね。学校のネットの速さについて教えて下さい。
石塚教頭先生
教室でスピードテストをしたところ8.402Mbpsでした。授業は問題なく進められます。軽いのでストレスはありません。
ー SchoolTaktのどんなところに惹かれて使ってみようと思われたのでしょうか?
石塚教頭先生
本来教師の目の届かない交流が見えるようになる授業支援システムが良いと思いました。生徒同士の横の繋がりが見られるようになったことで、生徒の性格やクラスの人間関係が以前よりも把握しやすくなりました。
荒井先生
自分を出せない恥ずかしがり屋な生徒へ直接指導するのではなく、コメント機能等でそっと手を差し伸べることができるところが良いと思いました。先生が直接話しかけると注目されてしまうから嫌だけれども、先生からのヒントは欲しいといった子にとっては画期的なツールでしょう。
ー 使い始めてまだ数ヶ月ですが、先生方のお気に入りの機能はなんでしょうか?
石塚教頭先生
誰が誰にコメントしたのか即時的にわかる発言マップですね。コメントの質を見たい場合や生徒の取組状況を知りたい時にすぐ見ることができるので非常に助かるツールとなっています。
荒井先生
私はコメント機能です。紙に書くよりも、文章が具体的で長くなり、生徒の書く能力が上がったのでとても嬉しいです。以前よりも生徒たちが授業に積極的になり、寝る子がいなくなりました。最近では授業でSchoolTaktを使わないと、生徒たちが寂しがるほどSchoolTaktでの授業を心待ちにしています。
ー SchoolTaktでどんな授業をなさっていますか?
石塚教頭先生
言語活動の充実、交流の見える化にウェイトを置いた授業をしています。意見をSchoolTakt上でまとめ、共有機能でクラスの友人と交流して、最後発表するまでの全てで、国語科教員は生徒の言葉を大事にしています。その言葉を少しでも拾えるような授業が展開できているのではないかと思います。
荒井先生
生徒が自ら喜んで課題を解きたくなるような授業をしています。最近不思議な事に、暇な時間・自由な時間を与えなくても嫌がらないようになりました。私達教員も成果物に対してすぐコメントで反応をして褒めたりアドバイスしたりしているので、生徒の承認欲求が満たされているのかもしれません。生徒が喜んでくれるのが一番です。
先生方の話を一生懸命聞く生徒さん達
ー 生徒さんの授業態度や意欲に変化はありましたか?
石塚教頭先生
クラスの誰もが全員のシートを一覧で見ることができる機能があるので集中し、成果物のクオリティも上がってきています。見られているという意識が彼らを変えているのかもしれません。
荒井先生
課題の回答も交流も非常にアクティブで、始まる前、終了後の休み時間もついつい課題を解いてしまうほどの熱中度です。まさかここまで生徒が変わるとは思っておらず驚いています。
非常に集中して解いている生徒さん達
ー 生徒さんの意欲を向上させる機能はどれだと思いますか?
石塚教頭先生
一覧機能です。先生からだけでなく、クラス全員から見られていることで成果物、コメントのクオリティに影響が出ているようです。また、今後も成果物が残り、失くさないですむので、自分がどれだけ学習したか、どれだけできるようになったか等の振り返りや自覚がしやすいところも良いと思います。
ー これからどんな授業をやっていきたいですか?
石塚教頭先生
生徒に身に付けたい力を明確にして、その力をきちんとつけるためにSchoolTaktを有効に使っていきたいです。まずはコメントの量よりも質をもっと上げて、相手に伝える力や文章力を養いたいですね。
荒井先生
クラスのみんなの前で発表するための自信を生徒につけさせたいです。21世紀型スキルの基礎が作れるような授業が展開できるようにしようと思います。
ー これからSchoolTaktを使う先生方へコメントお願いします。
石塚教頭先生
校外とも教材の共有ができるのでお互いの授業力を高めるために、学校を超えて先生同士が協力出来たら嬉しいです。一緒により良い国語の授業を作っていきましょう。
荒井先生
ICTを使った授業での失敗を恐れないでください。実際に機能を使って、様々な情報をしいれて慣れていってください。一見難しそうですが、一度慣れてしまえばもう後は楽です。ICTは私達先生・生徒のとても強い味方になってくれます。特にこのSchoolTaktは操作も直感的にわかるようになっているので、より早く慣れることができると思います。
先生方ありがとうございました!
三和東中の先生方はSchoolTaktで様々な授業をしてくださっています。いつかそちらもテンプレートと合わせてご紹介できればと思っております。