今回は、新型コロナウイルスの影響で全国的に休校となっているなか、スクールタクトを利用し「オンライン離任式」を開催された北海道奥尻高等学校の事例をご紹介します。
オンラインにて離任式を実施
北海道の奥尻高等学校では、3月24日に2019年度離任式をオンラインで実施しました。
学校の体育館には今期で離任する先生方と、成田先生はじめ数名の先生方の運営で始まり、オンライン上では遠隔会議システムのZOOMを使用して60名余りの生徒が参加しました。
<式次第>
1. 校長から離任者紹介
2. 離任者から挨拶
3. ZOOMのブレイクアウトルームに分かれて少人数の先生・生徒で交流
4. 記念品紹介(サプライズでスクールタクトの寄せ書きをプレゼント)
5. 記念撮影をして終了
式典では、校長先生の挨拶から始まり離任される先生方の挨拶、その後ZOOMのブレイクアウト機能を利用して13-15名ほどの小グループに分かれ、カメラ越しに会話する時間も設けられました。自宅からPCで参加する生徒もいれば出先でご両親と一緒にスマホで参加する生徒もいて、私服もいれば制服で参加する生徒もいる多様な参加形態となりました。
離任される先生方へサプライズでスクールタクトの寄せ書きをプレゼント
通常、卒業式や離任式で手渡しで贈呈される記念品は、今回オンラインでもそれぞれが気持ちを伝えられるということでスクールタクトの機能を使った寄せ書きのサプライズプレゼントを行いました。
目の前のスクリーンに投影された寄せ書きに、離任される先生方もびっくり。
「これはすごい!」「いいね!」と嬉しそうな声を聞いて生徒達もみんな笑顔となっていました。
スクールタクト活用の背景
最初に成田先生がスクールタクトの存在を知り、離任式の記念品を準備してくれている生徒会の生徒達とオンラインミーティングをした際に「スクールタクトの寄せ書き機能があるけど、記念品で使ってみないかい?」とご提案いただきました。生徒達も「離任される先生方に何も渡せないのは嫌だから全員で作りたい」と賛同して準備にあたりました。
スクールタクトのログイン情報は、同校で使っているスタディサプリ上のメッセージ機能で成田先生から全校生徒に伝え、スクールタクトの使い方はZOOMのレコーディング機能を使って、一人で操作している様子を動画で録画・配信し、操作方法を全校生徒にレクチャーしました。その後、生徒会の7名の主導で全校生徒から寄せ書きコメントが集まり、寄せ書きの記念品が実現しました。