教室内で「幽玄味」の再現
事前学習として、幽玄味の一般的定義を学習した上で、教室内で実験して検証しました。その際、幽玄味を出すための道具類は前日に準備をしてもらいました。火を扱うグループもあるのでライターを貸与することを基本OKにしました(もちろん注意深く見守っていました)。また、iPadよりも各自が持っているスマホの方が性能が良いため、スマホ撮影可としました。基本的には自由な状況を醸成するのをコアとして首を突っ込まずにいることを心がけました。
![幽玄味の再現](https://schooltakt.com/wp-content/uploads/2023/09/e05aada814061a5025be1caa20f21aaf.png)
各グループの「幽玄味」の共有と再定義の試み
各グループの検証内容を共有後、他グループへの簡単なプレゼンを行ってもらいました。プレゼン準備は数分程度。瞬時に自グループの出した答えやその根拠などを魅力あふれるプレゼンにカタチつくる練習として導入しましたが、まだ難しそうな印象がありました。
![再定義](https://schooltakt.com/wp-content/uploads/2023/09/d55af83daae682f6237a9e06bacb1a43.png)
授業の振り返り
私は、思考の時間の中でも特に「振り返る時間」を少しでも多く取りたいと思っています。ただ対話的活動や何かをつくる時間を確保しても、生徒の自ら定着しようとしない姿が現れると無意味な時間になりかねないと感じているからです。ここでは、幽玄味の授業(本時)と陰翳礼讃の全体の授業の振り返り、プレゼンの自己評価の時間を約10分確保できました。
![振り返り](https://schooltakt.com/wp-content/uploads/2023/09/57b7fb1c3d54c8c6899fdb4e1b3c9179.png)