授業の要約①
『ぴったりの言葉を見つけよう』という単元の学習で、全3時間の授業を行いました。その中でも本時は2・3時間目の授業となっており、前時に「心が動いた出来事を思い出そう。」という投げかけで、子ども達同士で話し合いを行いました。
本時では、「前時に話し合った内容の中で、自分の心が一番動いた出来事を一つ選ぼう。」と投げかけ、「その時の心の様子を『嬉しかった』『悲しかった』などの直接的な言葉を使わずに、一文で表現しよう。」という活動を行いました。スクールタクトにて出来た文を提出し、仕上がった児童から、友人の文に「~~の表現がいいね!」などのコメントを送りあう時間に入りました。
授業の要約②
その後はワードクラウドの機能を使ってキーワードとして出てきた気持ちの表現を確認し、書いた児童にどんな場面での気持ちなのかを発表してもらいました。発表の中に出てきたり、思いついたりした『気持ちを表す言葉』を『言葉のポスト』と銘打ち、感情ごとに5種類に分けて共同編集モードを活用して提出しました。そして最後にその言葉を参考にしながら、心が動いた出来事についての短文を仕上げ、本時を終えました。
授業の流れ①
心の様子を、「嬉しかった」「悲しかった」などの直接的な言葉を使わずに、一文で表現しました。
友人が使った表現にコメントを送り合う時間を作ることで、じっくりと友人の表現を読み込むことができました。また、発言マップ機能を見ることで、児童の人間関係を視覚化することができ、学級経営に生かすことができました。
授業の流れ②
どんな状況でその気持ちになったのか、発表しました。ワードクラウドで大きく表示されるキーワードを使った児童に発表してもらうことで、同じ言葉でも違う気持ちを表すことがあることに気づくようにしました。
授業の流れ③
ワードクラウドを活用することで、どの言葉が多く使われたか、ということを視覚的に捉えやすくなりました。そのおかげで同じ言葉でも使う場面が違うと意味合いが変わることに、子ども達が気が付くことができました。
授業の流れ④
言葉のポストに投稿しました。発表の中で出てきた言葉や、挙手は出来なかったけれど思いついた言葉などがある場合は、この言葉のポストに「嬉しい気持ち」「悲しい気持ち」「怒る気持ち」「驚く気持ち」「怖い気持ち」の5種類に分けて投稿しました。こうすることで、子ども達自身が感情ごとに言葉の整理をすることが出来るとともに、挙手出来ない児童でも意見を発信することが出来る場を作ることができました。
授業の流れ⑤
共同編集モードを活用することで、リアルタイムで友人たちが書き込んでいる様子が見て取れるので、子ども達が「自分ももっと思いついた言葉を投稿したい。」と意欲的に、競うように活動に取り組むことができました。