「みんなの町」をつくる

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 加藤学園暁秀初等学校
マインクラフト画像

授業の要約

コンピュータ科では教育版マインクラフトを活用し、仮想空間で協同作業を通して「みんなの町」をつくるプロジェクト学習を行っています。その際の導入として、スクールタクトを活用し、「みんなでどのような町をつくっていくのか」そのアイデアや目標、ルールなどを出し合い、クラス全員の共通理解を図っていきました。また、マインクラフトで「町づくり」を行う中で生じた問題を解決したり、制作を進める上でのルールや作業のお手伝い募集の告知など、スクールタクトのコミュニケーション機能を活用して行っていきました。

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「みんなの町」をつくりあげるために必要なことを考えよう!

皆で町をつくっていくために、「どんな町にしたいのか」「町には何が必要か」「協同作業をする上で大切なことは何か」など、1人ひとりが自分のアイデアや考えをシートにまとめて提出しました。その上で、ワードクラウドを使って、クラス全員の今の思いやアイデアとしての重なる部分を確認し、「町づくり」のための方向性を設定しました。

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「みんなの町」をつくりあげるために必要なことを考えよう!

スクールタクトは、クラウド上で協同作業を行う際の双方向の連絡・コミュニケーションツールとしても活用することができます。例えば、クラス全員で1つのプロジェクトを進める際に、全員で話し合い、1人ひとりの思いや考えを探り、共通理解を図っていく作業と時間が必要となります。しかし、週1コマ(45分)の授業の中で、その時間を毎時確保することはなかなか難しいため、スクールタクトのワードクラウドなどの機能を活用することで、全員の意見やアイデアが1枚のシートに集約され、皆で即座に確認することができ、制作時間を十分に確保することができました。

ワードクラウド
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みんなで協力して「町づくり」を進めよう!

教育版マインクラフトとスクールタクトを同時に使用し、実際に「町づくり」を進めながら、スクールタクトで、その日の自分の作業記録や学習グループ間の引継ぎ事項をシートにまとめたり、伝達事項をコメントに残すことができました。

マインクラフト画像
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スクールタクト上での対話的学習

「町づくり」を進めながら、そこで生じた問題を児童間で解決できるように、スクールタクトのシート上で伝達することを児童に勧めました。また、面白いアイデアや共感できる提案に積極的に「いいね」を押したり、コメントを残すように、コンピュータ上でのコミュニケーションがさらに活性化するような言葉かけを随時行いました。

回答一覧
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スクールタクト上での対話的学習

児童自身が提案したことに、他の児童から「いいね」がついたり、「自分もそう思う」「私も手伝うよ」などのコメントがつくことで、児童は共感された喜びを感じるだけでなく、コンピュータを介した協同作業の醍醐味やコミュニケーションの楽しさを感じるようになりました。その結果、「自分たちの町」を、自分たちの手でつくりあげるという当事者意識が高まり、連帯感がさらに高まっていきました。さらに「自分たちの町」を良くするための意見交換が、スクールタクトを介して積極的に行われるようになりました。

子ども画像

加藤学園暁秀初等学校のコメント

本校の学習形態は、1つのクラスが赤組と白組という2つの学習グループに分かれて学習を行っています。そのため37名全員が同じ場所でコンピュータを使用して学習することができませんでした。そこで、クラス全員で協同作業やプロジェクトを行うためには、クラウド上にコメントを残したり、記録や作品を閲覧できるような教育支援ソフトが必要でした。スクールタクトの児童間のコミュニケーション能力を高める機能を知り、授業で導入しました。

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