〈導入〉
授業では、まず「問い・根拠・答え」という文章の論理構造について、具体例を交えながら解説をします 。
そして本時は、この構造モデルを使って、題材である「無常のリズム」の本文を構造化していくと生徒に伝えました 。
〈展開〉
本文の範読の後、生徒は「問い」「根拠」「答え」にあたる部分を文章中から探し、それぞれ付箋ツールに書き写します。そして、作成した付箋をキャンバスで並び替えて情報を整理しました 。
また、活動の途中で共同閲覧モードに切り替え、クラスメートが作成した良い文章を読んで自分の考えを深めるヒントにしても良いことを伝えました 。

生徒は自身が構造化した文章を振り返りAI分析にかけます 。そして、「問い」が「考察ー仮説」、「根拠」が「考察-要因」といったように、意図した観点が分析結果に現れているかを確認し、自分の読解を客観的に見つめ直す時間を取りました 。

さらに、特に良い構造化ができていた生徒に発表をしてもらい、全体で意見交流をする時間も設けました 。

〈まとめ〉
最後に、学習した論理構造を定着させるための問題演習に取り組み、本時の活動全体の振り返りを実施しました 。

さらに、活動のまとめを振り返りAI分析にかけることで、教員は「事実」「感想」から生徒の学び、「結論」から主体性を読み取り、評価に活かすことができました。
