文字に絵の要素を組み合わせた「アート文字」をデザインする単元で、互いの作品を鑑賞し、学びを深める実践です。スクールタクトのキャンバスに撮影した写真を貼り付け、回答欄ツールで鑑賞文を記入することで、生徒一人ひとりが能動的に鑑賞活動に取り組みました。
〈導入〉
最初に、用意しておいた課題を配布し、授業の目的を説明しました。この課題には、鑑賞する作品を貼るスペースと、「作品を選んだ理由」や「作品から感じたこと」などを書き込める回答欄を用意しています。

〈展開〉
生徒は自分の作成したアート文字を机上に置き、タブレット端末を持ちながらほかの生徒の作品を鑑賞して回ります。
作品をじっくり観察し、気になった作品を2つ選び、その場で写真を撮影して自分のシートに貼り付けました。作品を選ぶ際には、「デザインの工夫」「色の使い方」「文字と絵のバランス」など、いくつかの鑑賞の観点を提示しました。
自分の席に戻ってから選んだ理由を回答欄ツールに記入しました。この時、シートに貼り付けた写真を見ながら記入することで、具体的な言葉で自分の感じたことを表現できるよう促しました。
〈まとめ〉
鑑賞シートの最後のページに、単元の振り返りを記入する欄を設けました。生徒は振り返りのヒントを参考に、作品の制作や鑑賞を通して感じたことや考えたことを記載しました。
他者からの視点を取り入れることで、自分の作品の良さや、さらに工夫できる点に気付くことができました。