スクールタクトを通じ、時間と場所を超えて生徒と講師の学びが活性化 2021.12.16

導入事例_リード進学塾

導入前の課題
1 講師が生徒から質問を受けるのに、時間的・物理的な制約があった。
2 結果が出せる講師の良いところがどこなのか、わからないことがあった。
導入後の効果
1 スクールタクト上に「質問箱」を設置することで、生徒側は質問をしやすく、先生側は回答しやすくなった。その結果、生徒の満足度も上がった。
2 講師の指導が見える化され、講師同士で良いところを学び合えるようになった。

岐阜県内で展開するリード進学塾は、5教科それぞれを一人の講師が担当する「1教科専任」が特徴の進学塾です。2020年6月からスクールタクトを導入いただいています。 安藤先生(数学科)、日高先生(数学科)、大橋先生(英語科)、島先生(英語科主任)に、リード進学塾でのスクールタクトの利活用についてお話を伺いました。

各教科で運用マニュアルを作り、宿題や理解度テストの提出管理に活用

―各教科でスクールタクトをどんな風に使っているのか教えていただけますでしょうか。

日高:数学では、通常のテキストの他に、”Review of Mathematics(RM)”という宿題用のテキストと、”Master of Mathematics(MM)”という授業内の演習で使用するテスト用のテキストの2種類を使っています。この2つのテキストを使用する際に、主にスクールタクトを活用しています。スクールタクト上に宿題やテストの提出用シートを用意し、提出期限を決めて配布します。生徒から提出されたものを、RMは1週間のまとめテストまでに、MMは次の授業までに添削するという使い方です。

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数学科では授業以外の宿題やテストで活用

―授業はホワイトボードで、宿題やテストをスクールタクトでという使い分けなのですね。

日高:はい、主に宿題の提出管理に活用しています。中学生全員がスクールタクトのIDを持っているので、全校舎に対して課題を出すという使い方もしています。

―なるほど、スクールタクトなら全校舎分の提出状況を即座に把握することができますね。他の教科ではどのように活用していただいていますか。

大橋:英語科では、作文の添削がメインです。具体的には、生徒の回答に対して講師がコメントを入れたり、下線を引いて添削を行うという使い方です。英作文が出題される岐阜県の公立高校入試や、英検の対策として、英作文を手厚く見ていこうという塾の方針に合わせ、全校舎共通でスクールタクトを活用しています。

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英語科では英作文の添削をメインに活用

その他に、単語テストもスクールタクトで実施しています。生徒が自己採点しますが点数の確認の他、書き間違いを確認すること、単語テストの最後にある英作文を添削することが主な目的です。各校舎で単語テストが実施されているかのチェックにもスクールタクトが役立っています。

―それ以外の使い方は何かありますか。

大橋:先ほど話が出た通り全校舎の生徒がスクールタクトのIDを持っているので、月に一度イベント的に、校舎の垣根なく全生徒に対して課題を出す試みも行っています。中学高校の難問に取り組む「難問チャレンジ」として時には、問題文が英語で内容が数学という複合型の問題も出題しています。教科複合型入試という話も出ているので、楽しみながらその対策もできるように企画しています。

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月に一度のイベント「難問チャレンジ」では複合型の問題を出題。全生徒が対象。

ペーパーレスで教材管理コスト削減。生徒の理解度の把握も容易に

―スクールタクトでテストなどを実施した後の答え合わせはどのように実施していますか。

大橋:解答を先生用メモに書いて共有し、採点した上で授業の中で解説します。模範解答を紙で配布する必要がなくなりスクールタクト上で全てできるようになったことが一つの大きな利点だと考えています。授業を休んだ生徒にも、スクールタクト上で添削することでフォローできます。

日高:私の担当している数学は、生徒の理解度をしっかり把握しなければ指導するのが難しい教科だと考えています。以前は生徒が課題に取り組んだ用紙を回収して添削する方法で把握していましたが、今ではスクールタクト上で宿題やテストを行うことで理解度を簡単に把握できるようになったと感じています。

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スクールタクトで生徒の理解度をチェックできるようになった

―ペーパーレスになり教材管理コストが削減されたのですね。その他の科目での活用状況はいかがでしょうか。

安藤:英数は週3回、理社国は週1回と授業数が異なるため、メインは数学英語での活用ですが、国語、理科、社会でも活用しています。国語科では、岐阜県の入試で作文が出題されるため、作文の添削や漢字テストに活用しています。理科社会に関しては、学期に一度アクティブラーニングで活用しています。例えば、好きな武将について調べたものをスクールタクト上に貼って発表するなど、一般的な塾の授業ではできないことに取り組んでいます。

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理科・社会では学期に一度アクティブラーニングで活用

スクールタクト上に「質問箱」を用意。場所や時間を問わずきめ細やかに対応できるように

―科目により様々な使い方をしていただいているんですね。ではスクールタクトを活用いただいて感じている効果があればお聞かせください。

安藤「質問箱」という使い方に非常に効果を感じています。特に数学は生徒からの質問が多い教科なのですが、導入前は授業前後で扱える質問数が限られることが課題でした。しかし、スクールタクトに用意した質問箱で質問を受け付けることで、講師は時間や場所を問わず対応することができます

大橋:私の校舎では全体の半数近くの生徒が質問箱を使って質問をしてくれています。スクールタクトで質問を受け付けるようになってから、写真を撮って「この問題について聞きたい」とアップロードしてくれる生徒が多く、講師の手元にテキストがない状態でも対応ができるようになったことはありがたいです

また、スクールタクトには通知機能もあるので、見落としがなく対応しやすいですね。

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スクールタクト上の「質問箱」。講師はいつでもどこでも対応ができるようになった。

―スクールタクト導入以前も質問箱のような取り組みはあったのですか。

日高:引っ込み思案な生徒もいるので、以前は質問がありそうな生徒を机間巡視で講師が見つけたり、また授業前後で声をかける必要がありました。しかし、質問箱があることでハードルが下がったようで、生徒側から質問に来てくれるようになりました

講師は、出勤時または終業前のどちらかに必ず質問箱をチェックするようにしています。解説が複雑になる場合は来塾時に説明する旨をコメントするなど、質問を放置しないための工夫もマニュアルとして用意しています。

―生徒さんが質問するハードルが下がったのは良いですね。

大橋:多くの塾が「文系・理系」で分かれている中、リード進学塾は5教科それぞれを専門の講師が担当します。そのため講師が校舎間を行き来しており、生徒が質問したい時に対応できる講師がその校舎にいないこともあります。スクールタクトがあることで、校舎にいなくても講師と生徒がつながることができるようになり、質問のハードルはだいぶ下がったと感じます

以前は、例えば質問した生徒のいる校舎に自分がいない場合、作成した解説をコピーしてその校舎に送り、生徒に渡してもらったり、電話で繋いで口頭で説明するという方法を採っていました。今ではどこにいてもその場で対応できるようになり、生徒からもとても好評です。入試前は特に質問が増えますが、そういったニーズにもきめ細やかに応えられます。

講師の指導が見える化され、実績の良い校舎や講師の特徴が掴めるように

―講師の方々の業務については、何か変化はありましたか。

日高スクールタクトを導入したことで校舎の垣根を越えて講師がお互いの様子を知ることができるようになりました。どの講師がどんな指導をしているのかが見えるようになったのは大きいですね。

:「授業がうまい」と評価され、かつ結果が出ている講師と、他の講師と比べて授業がうまいという評価ではないにも関わらず結果が出ている講師がいますが、これまでは後者のような講師が結果を出せる理由が明らかになっていませんでした。ところがスクールタクトの活用によって、そういった講師は生徒とのコミュニケーションが密であるということがわかってきました。具体的には、コメントにきちんと返している、すぐに返信を行っているなど、とてもシンプルなことですが、そういった講師がいる校舎に人が集まっていることがわかりました。そのような、これまで見えなかった部分が可視化されたという点で、管理する側としては非常に助かっています

導入事例_リード進学塾
講師がどんな授業をしているのか、見える化にも役立っている。

スクールタクトによって、講師同士だけでなく校舎を越えて生徒と繋がれるのも魅力です。私はトップレベルコースなど全校舎対応の授業をすることがあるのですが、受講コードさえあれば異なる校舎に所属する生徒も同じ授業に入れるため、これまで自分が直接指導することのなかった生徒からも英作文が届き添削しています。生徒からも喜んでもらえ、コロナ禍の現状にも合っているなと感じます

教科ごとに方針を決め導入を進める中でICTに疎く抵抗感のある講師もいましたが、スクールタクトを使っていくうちに必要性や便利さを感じた講師も多く、講師の意識を変えられた点もとても良かったと感じます

リード進学塾

リード進学塾は、岐阜県内に多くの校舎を展開する進学塾です。 単に受験テクニックを詰め込むのではなく、自己実現に向けて生涯学び続けられる子どもたちを育てることが地域に貢献することにつながるという理念のもと、幼小中高一貫教育を行っています。 5教科それぞれを一人の講師が担当する「1教科専任」による質の高い授業が特徴で、岐阜県公立トップ高校から全国の難関大学まで、高い合格実績を誇ります。
Webサイト:http://lead.gr.jp/

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