導入
データを集め、それを分析することで、占いとして使っていく旨を説明しました。活動前の意識調査として、占いを信じるか信じないかについて投票機能で調査しました。初めに、3人1組でグループ分けを行いました。3人の内1人をファシリテーター役とし、グループ内の役割分担などを自分たちで決めさせることを意図しました。さらに、グループ分けについても占いに対する意味を持たせる必要があるため、組まれたメンバーでその関連を意識させるよう工夫しました。
展開(データ収集と結果のまとめ)
各生徒はiPadのアプリを使って1〜10の数値を無作為に表示し、その数字を「今日の運勢の元になる数値」としてデータの集約と表の作成を行いました。スクールタクト上で他グループの方法を参考にすることができ、互いのやり方を認め、良いものを取り入れる柔軟さが見られました。並行して、「いいね/コメント機能」を用いて互いに評価を行っていきました。また、タイマー機能で時間を意識させ全員が積極的に取り組む姿勢を促しました。アイデアを出し合い協力することと、できるだけ楽しんで活動するよう促すことを意識しました。また、データのまとめ方には、アナログやデジタル、どちらの方法にも様々なやり方があり、それらを互いに認め合い、良いものは称賛するという姿勢の育成にも注力しました。
まとめ
グループごとに、集約したデータから占いとしてどんな結果が得られたかを発表しました。最後に、別シートで用意してあるルーブリック評価表で自己評価を行いました。発表によって理解の度合いを確認し、自己の取り組みについてルーブリック評価を行うことで、本時で学んだことの確認をさせました。最後に、意識の変化があったかどうかを投票機能で確認しました。生徒がまとめたものを、そのままプレゼンテーション資料として使用できるので、発表への流れをスムーズに進めることができます。発表用資料は、各生徒が個人の端末で確認できますが、発表者への「傾聴の姿勢」を指導するため、ここでは敢えて生徒の閲覧をOFFにして、スクリーンに表示した発表者のシートに着目させました。ルーブリック評価への移行も短時間で行えるため授業運営上ありがたい機能でした。