授業の要約:繰り上がりのあるたし算の学習
児童は、和が10以下の加法とその逆の減法、繰り上がりのない「十+1位数」、「十何+1位数」とその逆の減法を学習しています。本単元では、被加数を10にするための加数分解やその逆の被加数分解を行い、「10のまとまりとあといくつ」という見方で答えを求められるようにしました。
これらの見方は、これからの四則計算を考えるにあたっての基本的な着眼点になります。
1
卵のイラストを見て、全部でいくつあるか考える
卵パックに9個、卵パックの外に4個並べました。卵パックの空いている箇所に1つ卵を入れたいという児童の素直な気持ちを引き出せるような提示の仕方となるよう工夫しました。
2
「10のまとまりをつくる」という考えを話し合い、共有する
スクールタクト上での対話的な学習を通して、卵パックに卵を1つ動かし、「10のまとまりをつくる」という考えを話し合い、共有しました。ムーブパーツの機能を使い、児童が自由に卵を動かせるように設定しておくことで、具体物により近い感覚で活動が行えるようにしました。
3
違う場面でも「10のまとまり」を作る経験をする
話し合い活動で終わるのではなく、本当に「10のまとまりをつくる」という考えが理解できたかどうかを確認し、他の場面でも活用しました。