授業の要約

4年生の分数の学習では、仮分数を帯分数に直したり帯分数を仮分数に直したりすることを学びます。また、そこで学んだことを使って前時までに整数部分にくり上がりのある計算を学んで来ました。
本時で子どもたちは、帯分数同士の計算で分数部分がそのままでは引くことのできないくり下がりのある計算を学びます。ゲーム的な要素を取り入れることで子どもたちは自然と「くり下がりのある時はどうやって計算をすればいいのかな?」という問いを持ち学びに向かうことができるようにしました。

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あれ?分数の部分が引けないよ!

帯分数同士の引き算で、分子の□に入る数字を1~4から選んで子どもが計算を作ります。「選んだ数字の分だけ進める」というゲーム的な要素を取り入れることで子どもたちはなるべく多く進めるようにしたくなります。1問目ではほとんどの子が4を選んでいました。友だちがどんな数字を選んだのかを把握するために「投票機能」を使用しました。2問目は、分数部分がそのままでは引くことのできないくり下がりのある計算を用意したため、子どもたちの困り感が出ます。投票機能を使用することでその悩みが自分だけではなく多くの仲間が共通してもっているものだと気がつくことができ、本時の問いをクラスで共有し主体的に学びを進めることができました。

投票画面
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図を使って考えよう

子どもたちが、くり下がりのある分数の計算の方法を考える際に図を使って考えることができるように、タイル、数直線、テープ図を教材としてスクールタクトに用意しました。1つのものに限らずいくつか用意しておくことで将来的には自分自身で図をかけるようになることをねらっています。

3種類の図
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お互いの意見をもう一度見合う

スクールタクトがないと振り返りの場面で子どもたちが参考にできるのは黒板と自分のノートのみです。しかし、ここで共同閲覧モードで友だちの考えを見ながら対話することができるようにしました。自分の考えだけではなく、色々な友だちの考えをもう一度視覚的に見ながらペアと話をすることで理解が曖昧であったこともしっかりと理解することができていました。

画面一覧