小学校1・2年生と一緒に、毎日まなびポケット・スクールタクトを使っている鎌崎先生。
気になる関係づくりや学力向上、ICT活用に対する姿勢など、盛りだくさんの事例共有をしていただきました!

当日の様子はこちらよりご覧ください。
(Youtube リンクが開きます)

【学力向上も自己調整力も、人間関係づくりから】

タブレットを活かして人間関係づくりや見取りを行うことで、学力や自己調整力の育つ基盤ができると考える鎌崎先生。
小学校2年生でも毎日朝ノートを行って、皆みるみるうちにタイピングができるようになっていったそうです。
お互いのことを知り思いやることのできる関係から、教え合いや学び合いが生まれ、次第に「わからない!」「教えて!」と言い合えるクラスになったそうです。

【学力向上のための仕掛けやツール】

まなびポケットには解説動画や自動採点をしてくれるドリルアプリがあるため、自由な時間に児童が主体的に勉強に取り組めるよう、先生が使用を促します。
タブレットがノートや鉛筆とともに、児童の文房具の1つになると良いという鎌崎先生。トラブルが起こった時も、すぐに先生が禁止するのではなく、クラスでの対話のきっかけにします。

ツール以上に大事なのが、主体的に学習に取り組むための意識付け。
児童は毎授業、自分がどれだけ頑張りたいかという「自分のめあて」、そしてそれに対する「振り返り」をスクールタクトに記入し、鎌崎先生が丁寧にフォロー・評価をします。

【校内のICT活用促進】

ICT利活用において課題になりがちなのが、先生による熟練度やモチベーションの差。
その差を埋めるために鎌崎先生が意識したのは、「必要感」と「お得感」を感じてもらい、なるべくデザインをシンプルにすること。
図工の鑑賞をスクールタクトで行う活動は、児童・先生・保護者の一石三鳥の取組み!作品の写真や工夫した点をまとめて、児童同士がコメントし合います。先生はどこからでも閲覧・評価ができる上、保護者面談で児童の取組みの様子を簡単に紹介することができます。
同時に、デザインに凝らずになるべくシンプルにすることで、他の先生には「これなら簡単にできそう!」「今まで大変だった作品管理や評価を、効率的にできそう!」と思ってもらうことができます。

実践事例:の野菜はこれを育てたいです

最初はできなくて当然なのだから、失敗を恐れずとにかくやってみよう!と児童の背中を押す鎌崎先生は、自身も日々挑戦を続けられています。ICT活用に関しても、過度に恐れず禁止せず、児童と一緒に使い方を模索していくとよいのではないか、とおっしゃっていました。
鎌崎先生、ご発表ありがとうございました!