学びが変わる、学校が変わる、先生が変わる。
学校に、1人1台端末がやってきた。
児童の学びは、どう変わるのか?その時、教員に求められる力や役割とは?
休校を余儀なくされた中、児童の安心や学びの保障に向き合い、実践を重ねた成城学園初等学校と小金井市立前原小学校。
その最前線で、学びの本質を追究し続け、本を出版されたお二人の先生に、スクールタクト開発者の後藤がお話を伺います。
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テクノロジーを活かした児童生徒の主体的・自律的な学びに興味がある!
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小学校で、どのように1人1台端末が活用されているのか知りたい!
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自己調整学習やオンライン授業の具体的な実践事例に興味がある!
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ICT活用について、他校の先生と話し合いたい!
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スクールタクトやまなびポケットの導入事例を知りたい!
本イベント参加者の中から、出版を記念し10名様に、
※当選者には3月上旬にご連絡します。
登壇者
秋山 貴俊 先生
株式会社帝国データバンク、西武学園文理小学校を経て、現在、成城学園初等学校教諭。成城学園情報一貫推進検討委員、日本スクールコーチ協会認定スクールコーチ。編著に『ゼロから学べるオンライン学習』(明治図書出版)、『誰でもできる!オンライン学級のつくり方』(東洋館出版社)など。
児童用iPadは全校で80台、これは子ども8人に対して1台の計算になります。本書で紹介しているZoomやschoolTaktなどのアプリケーションもほとんどの教員が使ったことがありませんでした。このような状況だったので、4月から準備を始めた私たちですら、オンラインで学校が再開できるのか、半信半疑でした。
しかし、それでも「子どもの心の安定をはかり。学びを止めない」という強い信念を教職員で共有し、一つ一つのプロセスを丁寧に進めることでオンライン上で学校を再開することができました。
(『誰でもできる!オンライン学級のつくり方』 はじめに より)
蓑手 章吾 先生
専門教科は国語で、教師道場修了。特別活動や生活科・総合的な学習の時間についても専門的に学ぶ。教鞭を持つ傍ら大学院にも通い、人間発達プログラムで修士修了。ICT CONNECT21主催の「先生発!最新のICT技術で教育現場を変えるハッカソン」ではグランプリを受賞。共著に『知的障害特別支援学校のICTを活用した授業づくり』(ジアース教育新社)、単著に『子どもが自ら学び出す!自由進度学習のはじめかた』(学陽書房)など。
ーー学びは本来楽しいもの。
それを前提に、どうしたら子どもたちの学びを楽しいままにしてあげられるか。ここ数年、そんなことを考えながら実践を積み重ねてきました。そして今回の突然の休校。私の学年は早々にオンラインに舵を切りました。そこで大切にしたことも「学びの楽しさを取り戻す」ことと、「学校や先生がいなくても学べると実感してもらうこと」でした。
学びを「楽しくする」ではなく、学びの楽しさを「取り戻す」のです。その取り組みの具体が、第4章の実践事例であり、それを支える理論こそ、第1章から述べていく自由進度による「自己調整学習」なのです。
(『子どもが自ら学び出す!自由進度学習のはじめかた』 第1章 より)
ファシリテーター
コードタクト代表取締役 後藤正樹
東京大学大学院総合文化研究科、洗足学園大学指揮研究所を卒業。大手予備校や私立高校での講師、教育系企業でのCTO職などを経験。2010年より授業支援システム「schoolTakt」のプロトタイプを開発し、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の未踏スーパークリエータに認定。15年に創業。教育・IT分野での活動の傍ら、プロのオーケストラ指揮者としても活動中。