2021年6月24日
株式会社コードタクト
ICT教育先進校である東海大学付属高輪台高等学校・中等部でスクールタクト利用拡大 ~授業効率改善により見取りの強化やアクティブラーニングなど発展的授業が可能に!~
株式会社コードタクト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:後藤 正樹、以下当社)は、2019年度の新入生からBYODによる1人1台環境で、当社が提供する授業支援クラウド「スクールタクト」をご活用いただいていた東海大付属高輪台高等学校・中等部で、全6学年へスクールタクトの利用が拡大されたことをお知らせします。あわせて導入事例をHPに掲載しました。
導入事例URL:https://schooltakt.com/case/33259
※東海大学付属高輪台高等学校様でご利用いただいているサービスの名称はClassiNOTEです。ClassiNOTEは、Classiユーザー用に提供しているスクールタクトの別名称です。システム上の違いはありません。
導入の背景
東海大付属高輪台高等学校・中等部では、2015年度よりプロジェクターや電子黒板を導入するなど、早期から校内のICT教育に力を入れていましたが、以下の課題を抱えていました。
- 授業中の生徒の取り組みを把握することに、机間巡視では限界がある
- 学校長のペーパーレス化の方針へ対応する必要性がある
上記の課題を解決するシステムとしてスクールタクトの導入を決定しました。
導入の決め手や、導入による効果
(1)リアルタイム性による見取りの効率化
スクールタクトは、生徒一人ひとりの解答や思考する様子をリアルタイムで把握できます。机間巡視では一部の意見を拾うことしかできませんでしたが、自分から手を上げることはないけれど、興味深い意見を持っている生徒も見つけやすくなるなど、より深い見取りを行うことができます。
(2)タブレット上に生徒が書き込み思考が深まる操作性
今まで印刷して配布していたワークシートも、スクールタクト上で配布し回答させることができます。また、スクールタクトでは資料を事前配布することができるので、生徒が板書をノートに書き写す時間を減らし、先生の説明を聞くことに集中できるようになります。さらに今までは時間が足りずになかなかできなかったペアワークなど、発展的な授業への取り組みを進めることも可能になります。
(3)Classiとの連携がスムーズ、かつエデュケーショナルな作り
すでに導入していたClassiとの連携がスムーズであったこと、また、スクールタクトの操作画面が子どもっぽくなく、エデュケーショナルな作りであったことも決め手となり、スクールタクトの導入を決定しました。
利用状況や今後の展望
「使えるときに使う」という方針でしたが、教員同士で学び合う風土があったため、席が近い先生や同じ教科の先生同士で使い方を聞き合ったり、ワークシートを共有するなどしながら、積極的に活用が進みました。全学導入の4月以降は月に1,000程度の課題が作成され、毎日利用されています。紙を使わなくなり、スクールタクトだけで実施するようになった授業もあります。管理が生徒任せである紙のノートと異なり、授業内容が保存されているので、復習や学習の振り返りに非常に便利なツールとなっています。
スクールタクトは、手書きのノートに勝るとも劣らない存在になりえると期待しています。生徒たちの手書きのノート類は破棄してしまう場合も多いと思いますが、スクールタクトでは授業内容を保管しておけるので、学習の振り返りや、予習復習に便利なツールになると考えています。
将来的には、ノートを用いなくてもタブレット1台で学校に登校できる状況にしたいと考えています。
東海大学付属高輪台高等学校・中等部について
白金高輪という都会の中に地上6階、地下2階の校舎を持つ非常に交通の便の良い学校です。
東海大学の建学の精神の理念に基づいた教育方針で、高校・大学7年間の一貫教育を実践しています。「建学の精神」を具体的に学ぶ「高校現代文明論」を中心とした授業によって、人生の基盤となる正しいものの見方と考え方を養い、文系・理系をバランスよく学習する文理融合教育を展開しています。