2023年10月4日
株式会社コードタクト

授業での振り返りの記述をAIが瞬時に分析!
授業支援クラウド「スクールタクト」が、
新機能「振り返りAI分析(β版)」をリリース
AIを活用した機能の第一弾。
学びの質を高める“振り返り”をAIがサポートし、
児童生徒の主体的・対話的で深い学びと、教員の働き方改革を同時に実現します。

株式会社コードタクト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:後藤 正樹、以下「当社」)の授業支援クラウド「スクールタクト」は、授業での振り返りの記述を、独自開発のAIが分析する新機能「振り返りAI分析(β版)」を10月3日(火)に、リリースしました。

振り返りを「させっぱなし」にせず、振り返りと学びのサイクルを先生の負荷なく作り上げ、児童生徒の学びを深めるための新機能です。

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授業における自身の学びを確認し、学習状況や自身の成長を捉えるために大切とされている「振り返り」。文部科学省の学習指導要綱の総則にも、振り返りの重要性が示されており、学校現場では日常的に振り返りの活動を行っています。

一方で、膨大な業務を抱える先生にとり、すべての児童生徒の振り返りを集め、目を通し、分析することの時間的負荷は高く、また、振り返りをどのように指導に生かしたら良いか悩む先生も多くいます。

振り返りを「させっぱなし」にせず、振り返りと学びのサイクルを先生の負荷なく作り上げ、児童生徒の学びを深めるために、スクールタクトは「振り返りAI分析」β版※を開発しました。

※β版とは正式版をリリースする前段階のものです。

■スクールタクトの新機能「振り返りAI分析」とは

スクールタクトの回答欄に入力された振り返りのテキストを、独自開発のAIにより、客観的かつ瞬時に振り返りの5観点に分類する機能です。

振り返りの5観点は、学習科学の理論をもとにコードタクトの研究チームが考案した振り返りのためのフレームワークです。
先生や児童生徒同士が「事実」・「感想」・「考察/要因」・「考察/仮説」・「結論」の5つの観点を共通理解としてもつことで、振り返りを通じた指導や学び合いが行いやすくなります。

■「振り返りAI分析」でできること

①個人やクラスの学びの傾向を把握
AIにより分析された振り返りが、レーダーチャートや散布図によって視覚的に表現されます。個人やクラス全体の学びの傾向を素早くつかむことができます。

②主体的・対話的で深い学びを実現
先生のこれまでの経験を、AIによる分析結果がサポートします。振り返りの記述、分析を通じた授業改善へのサイクルを回すことで、主体的・対話的で深い学びにつなげることができます。

③働き方改革をサポート 
クラス全員分の振り返りを、AIが瞬時に分析します。ノートを回収して授業や行事の振り返りを読み、分析していた時間を大幅に短縮できます。

■実証による学びの効果

実証開始時、終了時のクラスの観点ごとの個数の平均を比較すると、開始時に比べて、終了時にはどの観点の数も伸びていることがわかりました。特に感想は6倍に、結論は3.5倍に増えました。

学びをより深く広い視野で振り返り、言語化できるようになったことがわかりました。

■今後の展開

今回リリースした「振り返りAI分析」はβ版となります。ユーザーの皆さまの声などを参考に、正式版リリースに向けて改良を重ねていきます。

またスクールタクトは、AIで先生の働き方を改革し、子供たちはもちろん先生にとっても「楽しく豊かな」学校の時間を増やすことを目指しています。子供たち一人ひとりのことを思えば思うほど先生の負担が増えていく、そのような現状を変えるため、「振り返りAI分析」を第一弾とし、今後もAIを活用した新たな機能の開発を行い、先生の働き方改革に貢献していきます。