先生メモをヒント集として活用

物語文「ちいちゃんのかげおくり」
国語 小3
 白杉亮先生

〈導入〉

「山場」の意味を確認し、これまでの物語文の学習で作ったキャンバスを見返して、考えの表現の仕方について良いモデルを共有します。その後、本時のルーブリック(到達基準)を基に自分の目標を考えます。

〈展開〉

①「1人で考える」「友達と考える」「先生と考える」の3つのグループに分かれ、それぞれ学習を進めます。その際、先生メモをヒント集としてまとめておくことで、児童は教員に聞く前に、ヒントを参照し、自分の考えを書いていきます。
②全体で意見交流を行います。

〈まとめ〉

全体の意見交流を踏まえ、あらためて自分の考えをまとめます。

白杉亮先生のコメント

子供たち自身で学習を進めていて分からないことや困った状況となった時、「先生用メモにヒントを書いておいたよ。困った時は、まず先生用メモを見よう」と声かけをしています。
先生用メモは児童が閲覧できるよう公開設定し、物語文の読み取りのポイントやヒント、過去の物語文で参考になる児童のキャンバスをキャプチャーしたものなどを貼り付けています。
「先生に質問」となる前に、児童はヒントを参考に、自分たちなりに考えて学習を進める姿が多く見られるようになりました。
この先生用メモだけでは分からない場合は、教員や友達に聞いたりして学習を進めます。「困ったときの対処法」を教えることも子供主体の学びでは重要であり、その1つとして先生用メモを活用しています。

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